[16p-A501-1~15] 3.10 フォトニック構造・現象（旧3.11）

[16p-A501-8] 超大面積フォトニック結晶レーザーにおけるバンド端周波数分布の影響の解析

〇井上 卓也¹、吉田 昌宏¹、前田 健太郎¹、勝野 峻平¹、野田 進¹ (1.京大院工)

キーワード：フォトニック結晶レーザー

我々は、フォトニック結晶レーザー(PCSEL)の大面積・高輝度化の実現に向けて、二重格子フォトニック結晶の格子点設計の深化・最適化を進めている。これまで、基本モードと高次モードの放射損失差および周波数差を、エルミート・非エルミート結合係数の両者を用いて定式化することで、超大面積（≧3mm）単一モード発振を実現するための設計指針の確立に成功するとともに、作製した3 mmΦPCSELにおいて極めて狭いビーム拡がり角（≲ 0.05°）の実証にも成功している。今回、ロバストな単一モード動作の実現に向けて、超大面積PCSELにおけるバンド端周波数分布の影響に関して、分布の形状を変化させた系統的な数値解析を行ったので報告する。