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[17a-A404-3] 液体シンチレーターを指向した有機近赤外発光材料開発
キーワード:近赤外、有機色素、高分子
近赤外光は物質透過性に優れることから、近赤外シンチレーターは夾雑物を含む試料からの放射線量計測に有用であると考えられる。ここで、有機材料において一般的には拡張π共役系を基盤として置換基修飾や元素導入により行われるが、必然的に分子は大型となる。そのため溶媒への溶解性が低下する。ここで我々は、共役系を伸長せずに最低空軌道(LUMO)のみを引き下げ、狭ギャップ構造を実現する画期的な設計指針を確立した。本講演では新たな分子設計指針と得られた新材料について説明する。