2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[17a-B309-1~10] 17.2 グラフェン

2023年3月17日(金) 09:00 〜 11:30 B309 (2号館)

保田 諭(原子力機構)

10:45 〜 11:00

[17a-B309-8] ラジカル開始剤を用いた親水性GNRの作製と電気特性

大藪 陸人1、〇(B)古賀 優人1、田中 啓文1,2、宇佐美 雄生1,2 (1.九工大生命体、2.九工大Neumorphセンター)

キーワード:グラフェン、グラフェンナノリボン

短冊状構造を有する単層グラフェンであるグラフェンナノリボン(GNR)はゼロバンドギ ャップを持ちかつその厚さ約 0.3 nm、幅数~十数 nm であることから、現行回路チップ中の電気 配線に代わる次世代の配線材料として注目されている。我々は、これまでに、カーボンナノチュ ーブ(CNT)を長軸方向に切り開くことで GNR を得るアンジップ(UZ)法について、構造の異なるラ ジカル開始剤(RI)を用いることが可能であることを見出した 1。そこで本研究では溶媒分散性の異 な る 親 水 性 RI 、 疎 水 性 のRIを用いて UZ を行い、GNR の溶媒分散性の制御を確 認した。また、作製した GNR の電気特性を測定し比較した。