[17a-E102-1~11] 12.7 医用工学・バイオチップ

[17a-E102-4] 集光フェムト秒レーザーの高頻度照射により誘発された神経活動の評価

〇大谷 莞¹、瀬川 夕海¹、箕嶋 渉²、増井 恭子¹、細川 千絵¹ (1.阪公大院理、2.情通研未来ICT)

キーワード：集光フェムト秒レーザー、培養神経回路網、カルシウムイメージング

神経細胞間の情報伝達は外部刺激により変化し，高頻度電気刺激によりシナプス伝達強度が持続的に増強する長期増強現象が引き起こされる．本研究では集光フェムト秒レーザーによる長期増強現象の誘発を試みた．フェムト秒レーザーの高頻度照射により照射した細胞において細胞内Ca²⁺濃度が急激に増加して神経活動が誘発された．以上より，集光フェムト秒レーザーの高頻度照射が神経細胞の刺激手法として有効であることが示された．