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[17p-A408-8] [第53回講演奨励賞受賞記念講演] 放射光角度分解光電子分光によるTi2O3薄膜の金属・絶縁体転移の起源
キーワード:酸化チタン、角度分解光電子分光、金属絶縁体転移
三酸化二チタンTi2O3は、約450 Kにおいて温度幅の広い金属絶縁体転移(MIT)を示す。この特徴的なMITは、フェルミ準位近傍に形成された半金属的なTi 3dバンドが格子変形に伴って変化することで生じると考えられているが、詳細なMITの起源は明らかになっていない。本研究では、Ti2O3におけるMITの起源を明らかにするために、MIT前後での角度分解光電子分光(ARPES)測定を行った。