2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

8 プラズマエレクトロニクス » 8.4 プラズマライフサイエンス

[17p-A409-1~9] 8.4 プラズマライフサイエンス

2023年3月17日(金) 13:30 〜 16:00 A409 (6号館)

池田 善久(愛媛大)、柳川 由紀(千葉大)

15:15 〜 15:30

[17p-A409-7] 植物細胞への分子導入におけるプラズマの二つの役割

池田 善久1、濱田 侑希1、上嶋 涼介1、木戸 祐吾2、賀屋 秀隆3、八丈野 孝3、神野 雅文1 (1.愛媛大院理工、2.パール工業、3.愛媛大院農)

キーワード:プラズマ分子導入、植物細胞、細胞壁

植物細胞は細胞壁に囲まれているため、動物細胞に比べてタンパク質の直接導入が困難である。しかし、著者らはマイクロプラズマ法を用いてタバコカルス(Nicotiana tabacum)にCas9とsgRNAの複合体を導入し、ゲノム編集に成功した他、GUSプラスミドの導入および発現にも成功している。また、植物細胞においても動物細胞と同様にプラズマ刺激が細胞の自発的膜輸送機構であるエンドサイトーシスを惹起し、高分子が細胞内に導入されることを報告している。本研究では、植物細胞への分子導入にプラズマが果たす役割ついて検討する。