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△ [17p-B401-3] 飽和蒸気圧水処理でAlNを処理することによって形成される変質層の結晶面依存性
キーワード:窒化物
本研究室では、サファイア基板上にAlNナノピラーを形成したテンプレート上に成長したAlGaNを加熱した飽和蒸気圧水で処理することにより、AlGaN基板から剥離が可能であることを報告している。この処理によって変質層が形成されることが分かっており、本検討ではこの変質層の面方位依存性を調査した。実験方法は AlNのAl極性面、N極性面、m面、a面の4つの結晶面の試料を飽和蒸気圧水で処理した。結果、Al極性面は変質層が形成されず、N極性面は変質層が形成された。またm面、a面はエッチングされた領域が確認された。この結果から剥離のメカニズムを考察する。