[17p-B409-1~17] 12.1 作製・構造制御

△ [17p-B409-4] 軸性キラル分子による自己組織化膜作製と表面キラリティの創出

〇西野 史¹、福谷 圭祐^1,2、Brandhoff Jonas³、Gruenewald Marco³、Fritz Torsten³、解良 聡^1,2 (1.総合研究大学院大学、2.分子科学研究所、3.Friedrich-Schiller-University Jena)

キーワード：キラル有機分子、走査トンネル顕微鏡

最近分子キラリティ由来の物理現象を利用した、デバイス応用研究が盛んである。しかしその原理の詳細は不明な点が多く、キラル分子によるキラリティ識別機構やスピン選択効果の原理理解に向けて、固体表面上キラル分子の配向、自己組織化膜構造の評価が不可欠である。本研究では、軸性キラル分子を用い固体表面で自己組織化膜を作製し、構造測定を行った結果、二次元場として表面キラリティを選択的に創出可能であることを示した。