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[17p-PA01-10] 地磁気逆転現象の展示実験その4
キーワード:内核、地磁気逆転、逆立ち独楽現象
地球内核を永久磁石化した固体金属球体であると仮定し、内核の逆立ち独楽現象により地磁気が逆転すると考えた場合に起こる現象の詳細を考察している。これまでの考察において内核が完全な逆立ち独楽現象を引き起こすためには回転エネルギーに合致する接地点側の成長による重心のずれが必要であると理解している。今回我々は研究の取り組みとして、逆立ち独楽現象と回転軸の復原力の関係について観察した。逆立ち独楽現象は机上面から球体への抗力が滑りを生じさせるために接点が次第に軸の頂点方向に移動する現象である。これは逆立ち独楽には普通の独楽にある芯がないために球体と床面の接点が滑ることで起きる。内核に逆立ち独楽現象が生じるためには「床面から球体への抗力」に相当する抗力が必要である。内核は金属液体流体である外核に取り囲まれている。この状態を模擬するため回転水流に木製の逆立ち独楽を浮かべて観察することとした。