[18a-A305-1~9] 3.11 ナノ領域光科学･近接場光学（旧3.12）

[18a-A305-3] Bull's eye型プラズモニックチップにおけるナノアンテナ増強効果のプラズモン共鳴条件依存性

〇篠原 洸羽¹、名和 靖矩¹、長谷川 誠樹²、井村 考平²、田和 圭子¹ (1.関西学院大学理工、2.早稲田大学理工)

キーワード：プラズモン、共鳴波長、蛍光顕微鏡

当研究室では、金属薄膜で被覆された光の波長サイズの周期構造をもつプラズモニックチップを利用した、格子結合型表面プラズモン共鳴(GC-SPR)による増強蛍光について研究を進めてきた。同心円の周期構造をもつBull’s eye型プラズモニックチップでは、透過光学系の顕微鏡観察で、同心円パターンの中心部で顕著な蛍光増強が得られるナノアンテナ効果が確認されている。本研究では、ナノアンテナ効果とプラズモン共鳴条件の関係を明らかにするために、銀薄膜上に膜厚及び屈折率の異なる誘電体薄膜を成膜し、実効誘電率の異なるプラズモニックチップを作製した。