2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[18a-E302-1~11] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2023年3月18日(土) 09:00 〜 12:00 E302 (12号館)

住友 弘二(兵庫県立大)、大嶋 梓(NTT)

11:00 〜 11:15

[18a-E302-8] 集光フェムト秒レーザーを用いた生体膜加工による細胞由来人工生体膜の作製

谷本 泰士1、増井 恭子1、細川 千絵1 (1.阪公大院理)

キーワード:人工生体膜、集光フェムト秒レーザー

膜タンパク質を基板支持脂質二分子膜へ導入する方法として、巨大細胞膜小胞(GPMV: Giant Plasma Membrane Vesicle)を展開する手法が提案されている。しかしながら、GPMVは自発的な展開が容易でなく、展開制御が困難である。本研究では、集光フェムト秒レーザーを用いた生体膜加工によるGPMVの展開を検討した。基板との接着面にフェムト秒レーザーを集光することによりGPMV由来の人工生体膜の形成を確認し、GPMVの細胞膜加工においてフェムト秒レーザーの有用性が示された。