[18a-E302-1~11] 12.6 ナノバイオテクノロジー

[18a-E302-9] Co²⁺イオンによる消光作用を用いた脂質分子の拡散評価

吉水 寛人¹、大嶋 梓²、山口 真澄²、部家 彰¹、〇住友 弘二¹ (1.兵庫県大工、2.NTT物性基礎研・BMC)

キーワード：脂質二分子膜、側方拡散

これまでに正電荷を持つPoly(L-ornithine)を基板表面にコーティングしたときの基板支持脂質二分子膜の拡散を検討し、拡散は2成分からなることを報告し^てきた。そこで本研究ではCo²⁺イオンを用いて脂質二分子膜のうち片側のleafletの消光を試みた。基板表面に近く基板との相互作用が強く働くlower-leafletと基板表面から遠く表面の電荷の影響を受けづらいupper-leafletの2成分からなると仮定し、Co²⁺イオンの消光作用を用いてそれぞれの拡散について分離し検討した。