2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 脳と非生体型自律分散システムにおける情報処理・創造の最前線

[18p-A302-1~7] 脳と非生体型自律分散システムにおける情報処理・創造の最前線

2023年3月18日(土) 13:00 〜 17:15 A302 (6号館)

矢嶋 赳彬(九大)、土屋 敬志(物材機構)

13:05 〜 13:55

[18p-A302-2] 脳における情報創成のメカニズム

坂上 雅道1 (1.玉川大脳研)

キーワード:条件付け、推論、抽象化

動物は,「本能的行動」や「学習」により環境に適応することができる。さらに,複雑な神経系を持つ動物は,すでに獲得している刺激ー刺激,刺激ー反応の連合を, 直接の経験なしに組み合わせて,より柔軟な行動を生み出すことができる。本講演では,直接経験していない環境において適切な行動を作り出す機能として,高次条件づけと抽象概念による推論にターゲットをしぼり,その基礎的 神経・心理メカニズムについて考えてみる。