令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(地震応答解析,強震動予測,地盤振動,地盤液状化,断層変位,災害調査・解析,地震・津波防災)

地震・津波防災

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 CS-2 (幸町南6号館 第3講義室)

座長:山中 亮一(徳島大学)

[CS12-68] 1771年明和地震における海底地すべりの影響評価

*大角 恒雄1、ハザリカ ヘマンタ2 (1. 防災科学技術研究所、2. 九州大学)

キーワード:1771年明和地震、海底地すべり、ニューマーク法、南西諸島南部海域、津波

1771年明和地震に伴う津波が八重山諸島を襲い,犠牲者は1万人を超えたと言われている.その原因が海底地すべりであると本研究は仮定し,津波の再現を目的とした.海底島棚の形状を復元し,海底地すべりが発生する前の海底地質形状を想定し,その変化を直接,津波伝播に適用した.これまで解析上の検討が十分なされていなかった海底地すべりの継続時間を,動的荷重を作用させニューマーク法により算定した.地すべりに起因する津波解析を実施し,Mw8.1においても海底地すべりが生じることと,最大沿岸波高を比較した.

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