令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 地震工学(地震応答解析,強震動予測,地盤振動,地盤液状化,断層変位,災害調査・解析,地震・津波防災)

リモートセンシングとネットワーク防災

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 CS-3 (幸町南6号館 第4講義室)

座長:劉 ウェン(千葉大学大学院工学研究院)

[CS12-83] 地震時の漏洩通報に基づくガス導管の被害予測結果の更新に向けた基礎検討

*河村 祥彰1、丸山 喜久1、水上 清二2、田村 健2 (1. 千葉大学、2. 東京ガス株式会社)

キーワード:東北地方太平洋沖地震、ガス導管、漏洩通報、予測更新

2011年東北地方太平洋沖地震では,東京ガスの供給エリアで低圧ガス導管に被害が発生した.東京ガスでは,防災システムSUPREMEを導入しており, SIセンサーによる地震動情報を用いてガス導管の被害推定を行っている.この防災システムは発災直後の災害対応体制を確立するのに有用だが,被害予測の精度が悪い場合は,災害対応に遅れが生じ混乱を助長してしまうことも懸念される.そこで本研究では,地震発生直後に東京ガスに電話で寄せられる漏洩通報情報に基づき,被害予測結果を更新する手法を構築することを目的とする.通報が充分にあるブロックでは適切に被害予測結果が更新され,実際の被害数を精度良く再現することがわかった.

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