[CS14-02] 高性能計算を用いた断層変位評価 (2) 予測解析における入力ずれ変位の設定方法の検討
キーワード:高性能計算、断層変位、副断層、並列計算、三次元解析、地表地震断層
著者らは,連続体力学に基づく高性能計算(FEM)による断層変位の予測・評価手法を開発し,2014年に発生した長野県北部の地震を対象として実地震への適用を行った(再現解析).再現解析では,地殻変動の逆解析による主断層上のすべり分布を用いた食い違いの弾性論による計算により,FEMモデルの境界条件を設定した.本稿では,予測解析において,主断層上のすべり分布を設定する方法として震源を特定した場合の強震動予測手法を参考に主断層全体のすべり分布を設定すること,副断層にずれ変位が発生しやすい条件として近傍にすべりの大きい領域を設定することを提案し,再現解析と同等の結果が得られることを示した.
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