[CS5-10] 岩盤既存亀裂を考慮した間隙水圧連成DEMによるトンネル切羽安定解析
キーワード:個別要素法、トンネル切羽、水圧破砕、亀裂、岩盤
大土被りトンネルの掘削において切羽前方に断層破砕帯などの高圧湧水帯がある場合、切羽が高圧湧水帯に接近した際に水圧による突発的な崩壊が起こる可能性がある。さらに岩盤中に多数の既存亀裂が存在する場合、既存亀裂内の高水圧により切羽の崩壊が促進されることが考えられる。このような現象を精度よく評価するため、粒状体個別要素法(DEM)による、トンネル切羽の二次元断面を対象とした安定性解析を行い、高水圧が作用する既存亀裂がトンネル切羽の安定性に対して与える影響を検討した。その結果、トンネルの掘進による切羽前面への微小亀裂の発生、高水圧の作用した既存亀裂の水圧破砕による切羽の崩壊過程を再現することができた。
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