道路橋床版の点検診断と長寿命化技術 (1)

[CS8-03] コッター床版接合用目地材の開発

*河村 彰男¹、渡邊 輝康¹、櫻井 正之²、山田 義人²、高嶋 展浩³ (1. 熊谷組、2. ガイアート、3. ファテック)

キーワード：コッター床版、充填性、収縮抵抗性、塩害抵抗性、耐凍害性、プレミックス

コッター床版同士の接合部分を充填するための目地材として、通常施工型（対面交通規制等工期の長い工事用）と急速施工型（夜間通行止め・日中交通開放する工事用）の2種類を開発した。開発した目地材のフロー値は200ｍｍ以上で充填性に優れており、急速施工型では1時間で30N/mm²以上の圧縮強度が得られる。接合部分は幅20mmの目地であるが、目地部分も床版と同様に高い耐久性が求められることから、目地材の耐久性として、収縮抵抗性・塩害抵抗性・耐凍害性が優れていることを確認している。粉体・骨材等をプレミックスしており、混練水量および練混ぜ時間を管理することで高品質な性能を確保することが可能である。