令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性 (3)

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 CS-2 (幸町南6号館 第3講義室)

座長:田島 僚(大林組)

[CS9-20] 準天頂衛星システムのサブメータ級測位補強サービスに関する実験

*中島 和希1、佐田 達典1、江守 央1 (1. 日本大学)

キーワード:QZSS、SLAS、測位精度

わが国が開発運用を進めている準天頂衛星システムQZSS は,衛星測位による誤差を減らすため,GPSを補う様々な衛星測位サービスがあるが,その中にサブメータ級測位補強サービス(SLAS)がある.電離圏遅延や軌道,クロック等の誤差の軽減に活用できる情報(サブメータ級測位補強情報)をQZSSから送信し,これによりGPSなどによる誤差を1m以下に抑えて測位を行うことが可能になるとされている.そこで本研究では,準天頂衛星SLAS対応であるソフトバンク製マルチGNSS端末を用いて測位精度に関する実験を行い,周囲の遮蔽環境によって精度が大きく左右される可能性が高いことを明らかにした.

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