令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第I部門

基礎の耐震 (2)

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 I-4 (幸町北3号館 321講義室)

座長:宮川 義範(電力中央研究所)

[I-226] 損傷抑制型結合方式を用いた杭基礎構造の地震時挙動
その2 模型RC杭を用いた静的載荷実験

*村田 和哉1、佐名川 太亮1、岩田 秀治2、鈴木 亨2、高橋 佑斗2、西岡 英俊3 (1. 公益財団法人 鉄道総合技術研究所、2. 東海旅客鉄道株式会社、3. 中央大学)

キーワード:杭基礎、模型実験、耐震設計、静的載荷試験

本稿は,損傷抑制型結合方式を模擬した模型RC杭(杭径100mmおよび150mm)を深さ3.0mの模型地盤内に設置し,静的な正負水平交番載荷試験を実施することで,杭頭部に損傷が生じた場合の基礎全体の水平抵抗特性ならびに損傷形態について検討した.その結果,杭頭のみで損傷が生じる場合,水平載荷に対する荷重-変位曲線が非線形化することが明らかになった.ただし,この場合は基礎の水平抵抗力の明確な頭打ちは確認されなかった.一方,杭頭と地中部の両方で損傷が生じる場合,荷重-変位曲線は頭打ちになることを確認した.

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