[I-31] 控え直杭式矢板式岸壁の地震時土圧に着目した設計震度についての基礎的研究
キーワード:鋼矢板、岸壁、地震応答解析
港湾基準で設計された控え直杭式矢板岸壁の地震時の破壊モードは部材応力が降伏に達して使用性が限界に至る前に変形により使用性が限界に達する変形先行型の破壊モードであることが指摘されている。このことは港湾基準による設計法が部材耐力については安全側の設計であることを示唆しているが、同時に過大な設計であることも示唆している。本研究は、より経済的な設計法を構築することを念頭に、控え直杭式矢板岸壁の矢板作用する地震時土圧について基礎的な研究を行うものである。研究ではまず2次元地震応答解析により矢板壁に作用している地震時土圧及び作用している震度について検討する。その後、作用震度とPGAとの違いなどを考察する。
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