ダム・タンクの耐震

[I-327] コンクリート表面遮水壁型ロックフィルダムの耐震性評価に関する基礎的研究(その3)
－二次元FEMモデルによる地震時挙動の予測に関する一考察－

*藤本 哲生¹、白川 拓哉¹、西澤 和也¹、藤田 亮一²、野谷 正明²、平松 大周²、大越 靖広³、佐藤 英明³、野田 亜久里³、中川 弘明⁴ (1. 大阪工業大学、2. エイト日本技術開発、3. 熊谷組、4. センチュリテクノ)

キーワード：コンクリート表面遮水壁型ロックフィルダム(CFRD)、耐震設計、有限要素法、地震応答解析

地震大国であるわが国では，１９９５年の兵庫県南部地震以降，土木構造物の耐震安全性に関する様々な検討がなされており，ダムの分野においても「大規模地震に対するダム耐震性能照査指針(案)・同解説」の試行後，それに準じた耐震性能照査が行われている．本研究では，現行の指針（案）の対象外であるコンクリート表面遮水壁型ロックフィルダム(CFRD)の耐震性評価の方法を開発することを目的とし，前報（その２，その３）に続き，耐震性評価に関する基礎的研究として二次元FEMにより地震時挙動の予測を試みた結果について述べる．