Japan Society of Civil Engineers 2019 Annual Meeting

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第I部門

ダム・タンクの耐震

Thu. Sep 5, 2019 4:10 PM - 5:40 PM I-2 (幸町北3号館 312講義室)

座長:仲村 成貴(日本大学)

[I-329] Estimation of Vibration Characteristics of Dam Body Using System Identification

*尾茂 淳平1、佐藤 弘行1、金銅 将史1 (1. 国土交通省国土技術政策総合研究所)

Keywords:dam, damping ratio, natural frequency, transfer function, ARX model

構造物の固有振動数や減衰定数といった振動特性は地震時の応答に密接に関わるパラメータであるため、ダム堤体の地震応答解析をより合理的に行うには、これらを的確に把握し、適切に解析モデルに反映することが重要と考えられる。本検討では、ダムでの観測記録からできるだけ精度よく堤体の振動特性を同定する手法の有用性を把握することを目的に、ARXモデルによる時間領域のシステム同定を用いた評価法の適用性について、賀祥ダムおよび荒砥沢ダムの天端と底部監査廊内で得られた加速度記録を用いた検討を行った。その結果、ダム堤体の地震応答時の振動特性を精度よく推定する上で、ARXモデルによるシステム同定が有効なことがわかった。

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