[I-33] 矢板式係船岸を既設前面に新設する場合の設計方法に関する考察
キーワード:矢板式係船岸、岸壁、増深、耐震、老朽化
2018年に改訂された「港湾の施設の技術上の基準・同解説」では、既存施設の改良設計に関する記載が新たに追加されたが、矢板式係船岸を既設前面に新設する場合の詳細な設計方法については明示されていない。田畑らは既存係留施設の改良工法について取りまとめ、既設矢板の前面に矢板を新設することにより、作用する荷重のすべてを新設構造物に負担させる考え方が提案されている。しかし、既設係船岸の構造を無視することの妥当性は不明で、そのことが安全側の検討になるのかは明確ではない。既設構造を設計上考慮すればより経済的な設計ができる可能性もあるため、本検討においては既設構造の考慮の有無が設計に及ぼす影響について検討した。
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