[II-01] 実河川における環境DNAを用いた底生動物の生物量評価方法の検討
キーワード:環境DNA、底生動物、ヒゲナガカワトビケラ、生物量評価、河川
水域生態系管理において近年注目されつつある環境DNA分析について,河川における生物量評価を目的とした研究は,魚類のような比較的大型の分類群を対象とした例が大半で,底生動物のような小型の分類群を対象とした例は少ない現状である.本研究では,島根県の1級河川である高津川においてヒゲナガカワトビケラを対象として,採集調査と採水調査をおこなう事で,環境DNA濃度と生物量との応答性の検討及び底生動物にとっての最適な採水位置に関する検討を実施した.その結果,全体的に生物量との応答性は低かったものの,瀬の下流側の表層で比較的高い相関が得られ,また,どの採水位置からも継続的に環境DNAの検出が確認された.
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