令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

港湾施設 (2)

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 II-3 (幸町北3号館 332講義室)

座長:久保田 真一((株)不動テトラ 総合技術研究所)

[II-116] 簡易越波対策工の係留索に作用する張力に関する基礎的研究

*中谷 和博1、山城 賢1、児玉 充由1、武田 将英2、倉原 義之介2、原 知聡2、西山 大和2 (1. 九州大学、2. (株)東亜建設工業)

キーワード:簡易越波対策工、係留索、張力、水理模型実験

地球温暖化による台風の強大化や海面上昇の影響で,これまで越波が生じていなかった護岸においても将来的に越波が発生するようになることが考えられる.越波被害の増大の対策としては,護岸の嵩上げや消波工の設置などが考えられるが,設置する空間や地形の制約財政悪化などにより,これらの対策工を新設するのは困難な場合も考えられる.このような観点から,近年既設の護岸に越波低減効果を持つ対策工を付加する簡易な越波対策工が開発されている.著書らは円柱型の構造物を2本の係留索で既存の護岸に吊り下げる越波対策工を提案しており,本研究では係留索に掛かる張力を水理模型実験により検討し,基礎的なデータを得られた

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