流出・洪水 (2)

[II-160] 貯留関数式の減水定数に影響する要因についての考察

*藤村 和正¹、井芹 慶彦²、村上 雅博³、柳川 亜季¹、岡田 将治⁴、鼎 信次郎⁵ (1. 明星大学、2. ｶﾘﾌｫﾙﾆｱ大学ﾃﾞｰﾋﾞｽ校、3. 高知工科大学、4. 高知工業高等専門学校、5. 東京工業大学大学院)

キーワード：低水流出、流況曲線、地質、土壌、貯留関数式、減水定数

本研究では、低水流出の算定に用いる貯留関数式の減水定数A_uについて、流況曲線、流域の地質年代、地質成分、土壌との関係性を考察した。対象流域は北海道、東北、四国地方の合計５流域であり、そのうち４流域は積雪地域に位置する。流況曲線を25パーセンタイル流出高で基準化したところ水循環解析から得た減水定数A_u値は流況曲線との関係性が示唆され、また、減水定数と流域の第四紀層および地質との関係性も示唆された。