[II-163] 平成30年7月豪雨における京都府福知山市での浸水被害調査
キーワード：平成30年7月豪雨、京都府福知山市大江町、内水氾濫、氾濫解析、排水ポンプ車
平成30年7月豪雨で内水氾濫が確認された京都府福知山市大江町を対象として災害現地調査を行い，地盤高，浸水深，浸水位を10点にわたって測量した．その結果をもとに後日氾濫解析シミュレーションを実施，現地での被害の全体像を把握することができた．最後に現在福知山市や国土交通省で検討されている排水ポンプ車の前進配備についての解析を同地を対象に行った．結果として浸水深は一様に約0.3m減少したものの，その効果は限定的であり，内水氾濫は完全には防げないことが分かった．本研究のまとめとして早急に避難する重要性や堤防などの構造物があることによる慢心の危険性，行政や住民の事前準備の必要性を挙げた．
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