令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

土砂移動・河床変動 (3)

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 II-3 (幸町北3号館 332講義室)

座長:岩崎 理樹(北海道大学)

[II-211] H28.8音更川出水による護岸被災形態と数値解析による被災過程の推察

*油川 曜佑1、近江 裕之1、長谷川 和義1、新庄 興1 (1. (株)北開水工コンサルタント)

北海道では,H28.8出水により特に十勝川水系音更川においては,護岸被災が多数発生した。本論は現地状況と数値解析により護岸の被災過程について推察した。現地確認による護岸被災状況では,被災形状や位置から① 護岸背面土砂洗掘による護岸法覆流出② 護岸下部の流出③ 護岸背面土砂洗掘による上端部から護岸法覆流出の3ケースに分類されると考えられた。また,平面2次元河床変動計算では蛇行発達に伴い流向が変化し,河岸侵食箇所から護岸方向に向かい,護岸外側の河床は洗掘傾向にあった。これは上記ケース③に該当すると考えられ,今回の計算により護岸流出の定性的傾向を推察できたものと思われる.

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