[II-23] ヤナギ科植物の栄養繁殖による樹林化の効率的な抑制手法について
キーワード:河道内樹木管理、樹林化抑制、ヤナギ科植物、栄養繁殖
ヤナギ科植物は,流木等からの栄養繁殖が可能である.札内川では,流木からの栄養繁殖により,約2年で叢林を形成した事例が確認されている.この驚異的な成長量に着目し,栄養繁殖時の植物体内の栄養状態変化に関する仮説を立て,現地試験により検証した.
この結果,次のことが示された.栄養繁殖可能なヤナギ科植物でも,植物体内の栄養を使用させた後に根の乾燥や再幹伐を行うことにより,枯死を促し,再樹林化を抑制できる.栄養繁殖初期段階は,不定根形成に植物体内の栄養を使用した直後の幹伐と不定根乾燥が効果的である.叢林形成段階は,幹伐により旺盛に栄養繁殖した後,新たな栄養蓄積前の根元での再幹伐が効果的である.
この結果,次のことが示された.栄養繁殖可能なヤナギ科植物でも,植物体内の栄養を使用させた後に根の乾燥や再幹伐を行うことにより,枯死を促し,再樹林化を抑制できる.栄養繁殖初期段階は,不定根形成に植物体内の栄養を使用した直後の幹伐と不定根乾燥が効果的である.叢林形成段階は,幹伐により旺盛に栄養繁殖した後,新たな栄養蓄積前の根元での再幹伐が効果的である.
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