令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第II部門

地下水・雪氷

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 II-2 (幸町北3号館 331講義室)

座長:田渡 竜乃介(パシフィックコンサルタンツ株式会社)

[II-52] 富山県楡原における融雪量推定手法の検証に関する研究

*松島 智也1、有田 守1 (1. 金沢工業大学)

キーワード:融雪モデル、熱収支法、Degree-day法

北陸地方において融雪期の斜面災害が頻発している.特に大きな被害が出た事例として,平成22年に富山県岩稲で発生した道路盛土法面の崩壊が挙げられる.それを踏まえて本研究では複数の融雪量推定手法を当該地域に適用し,ライシメータによる観測値との比較およびモデルの妥当性の検証を行った.また,国道41号線で発生した土砂災害時の融雪量を算定し,融雪が災害に与えた影響について考察を行った.その結果,計算を実施したほぼ全ての年において簡易熱収支法による推定値と観測値の相関係数が0.80以上であった.また,国道41号線で発生した融雪災害では,融雪のみならず複数の誘因が影響を与えた可能性が考えられる.

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