[III-181] 左右の盛土高さが異なる3ヒンジ式アーチカルバートの動的遠心模型実験に対する再現解析
キーワード:3ヒンジ式アーチカルバート、偏土圧、弾塑性有限要素解析、カルバート横断方向
東日本大震災では,3ヒンジ式アーチカルバートは供用性を損なう被災を経験した.これを背景として,筆者らの研究グループは,被災したカルバートの構造に着目した3ヒンジ式アーチカルバートの地震時挙動を動的遠心模型実験により確認してきた.本稿では,再現解析を実施し,実験で確認された不均等なアーチの内力状態を定性的に確認した.その結果,カルバート横断方向の加振により,不均一な曲げモーメント分布がより顕著になるという実験と同様の傾向が再現できた.一方で,土被りが均一かつ大きな場合,解析と実験における3ヒンジ式の変形モードが異なる傾向を示したため,埋戻し過程など実験条件に準じた初期応力解析の検討が必要である.
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