令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

シールドトンネル (2)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 III-1 (幸町北4号館 411講義室)

座長:早川 淳一(佐藤工業)

[III-182] トンネル掘削解析において地山を粒状体としてモデル化する試み

*中川 光雄1 (1. 株式会社 地層科学研究所)

キーワード:粒状体、連続体、トンネル掘削、個別要素法、有限差分法

トンネル掘削のための数値解析では,有限差分法などによる連続体解析が一般的である.近年,地盤は連続体と捉えるべきか,粒状体の集合と捉えるべきかといった議論が提起されている.これを踏まえ,本報では,地山を粒状体の集合で,支保構造を連続体でモデル化するトンネル掘削解析の実用性を検討した.地山のモデル化には要素を剛体球とする粒状体個別要素法を適用した.これに対して,支保構造は有限差分法を適用して連続体要素でモデル化した.ここで示す粒状体と連続体のハイブリッドなモデル化により,地表面沈下のみならず,支保構造に発生する応力や変形を従来の様式で得ることが期待できる.

講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。

パスワード