令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤の挙動/地盤の動的挙動 (4)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 III-2 (幸町北4号館 412講義室)

座長:重村 智(日本大学)

[III-191] 押え盛土工法が盛土の地震時安定性に及ぼす効果に関する数値解析的検討

*稲垣 太浩1、中野 正樹2、酒井 崇之2 (1. 中日本高速道路株式会社、2. 名古屋大学)

キーワード:地震応答解析、耐震補強、既設盛土、押え盛土

近年地震時に盛土が崩壊しており,来る南海トラフ地震に対して,既設盛土の耐震性向上は重要な課題となっている.そこで,本研究の目的は,既設傾斜地盤上の盛土に,置き換えや押え盛土工法を施したものに対し,地震応答解析を実施し,その耐震性を調査した.以下に結論を示す.1)本研究で検討した工法により,盛土の耐震性は向上し,沈下量や水平変位が約1/3になった.2)押え盛土を施すことにより,盛土内の拘束圧が上昇し,せん断力が低下したために,耐震性が向上したことを数値解析により明らかにした.

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