[III-199] 模型実験を援用した河川堤防の浸透破壊モード推定に向けた基礎研究
キーワード:河川堤防、ダメージコントロール、破壊モード、レジリエンス
我が国の重要構造物の一つである河川堤防は,連続した長大構造物であることから,上流から下流に至るまで一連のもの(システム)として,その安全性を検討する必要があると考えられる.本研究ではその基礎的な位置づけとして,様々な条件で行われた模型実験結果から,統計解析を用いた破壊モードの類型化や堤体が変状に至る時間に着目して,脆弱性に関する分析を行う.具体的には,設計や照査に良く用いられる単純な照査指標の主成分空間で実験結果の変状パターンを分類できる可能性を示した.また,堤体変状開始時間と崩壊との関係を分析したところ,堤防の脆弱性を図表的に区分できる可能性を確認した.
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