[III-21] 鋼管杭の圧入完了直後の荷重沈下関係から第二限界抵抗を推定する方法に関する一考察
キーワード：圧入、杭、支持力、載荷試験、現場観測
圧入工法は静的に鉛直力をかけて杭を貫入する工法である．そのため，圧入完了後に再圧入を行うことにより（以降、打ち下げ）、杭の第二限界抵抗の推定が可能だと考えらえる．精度の高い支持力推定にはある程度の再圧入長が必要だと考えらえるが，一方で機械の能力制限から大きな荷重をかけることは難しく，必要な再圧入長の範囲を把握することが求められる．本稿では，回転切削圧入工法で施工された鋼管杭の押込み試験と打ち下げ時の荷重沈下曲線の関係を示し，さらに打ち下げ時のデータから第二限界抵抗を推定するために必要な再圧入長の範囲について考察をおこなった．
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