令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤防災/斜面 (5)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 III-4 (幸町北4号館 415講義室)

座長:小田 和広(大阪産業大学)

[III-221] 神戸層群における長大切土法面の強度低下と残留強度の評価について
(その1:現状の弱層の強度と残留強度の評価)

*三好 忠和1、田久 勉2、坂本 英明2、澁谷 啓3、戎 剛史4 (1. 西日本高速道路エンジニアリング関西株式会社、2. 西日本高速道路株式会社、3. 神戸大学、4. 国土防災技術株式会社)

キーワード:切土法面、リングせん断試験、残留強度、すべり面、スメクタイト

神戸層群は,切土や掘削による応力解放に伴い強度が低下し,遅れ破壊が問題となっている.当該法面では,建設時に掘削に伴う変状のため,切土勾配の変更やグラウンドアンカー工等の抑止工を実施していた.竣工から3年後に、.対策後の 5年後に再び変状が発生し,その後も断続的な変状が続いている.本稿では,法面の不安定化機構の検討や斜面の長期安定性評価に資することを目的に実施した土質試験の結果を報告する.その1では,ボーリングコアに確認された鏡肌状の弱面を含む不撹乱試料を用いて,現状のすべり面強度を評価した結果と,将来も変状が継続した場合に至る土質強度を想定し,撹乱試料による残留強度を調べた結果を報告する.

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