令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤防災/斜面 (5)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 III-4 (幸町北4号館 415講義室)

座長:小田 和広(大阪産業大学)

[III-223] アンカーが被災したのり面の変状対策事例

*近藤 益央1、宮武 裕昭1、鎌田 裕介2 (1. 国立研究開発法人土木研究所、2. 国土交通省中国地方整備局三次河川国道事務所)

キーワード:グラウンドアンカー、斜面変状、復旧対策

2018年7月の西日本豪雨では、西日本各地に甚大な被害が発生した。広島県内においても大規模な斜面崩壊を含む土砂災害が数多く報告されている。松江自動車道においても、豪雨の影響で斜面変状が発生し、切土のり面に設置されたアンカーが破断したが、大規模な土砂崩落には至らなかったため、通行止めも数日で解消された。アンカーはすべり土塊に圧縮方向の緊張力を作用させてのり面の安定性を確保する構造物である。一部アンカーが破断して機能を喪失しても破断せずに残ったアンカーで大規模崩壊を抑制した事例もある。本報告では、松江自動車道高野ICでの斜面変状、アンカーの損傷状況、応急対策並びに恒久対策について紹介する。

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