令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤材料・一般/土質安定処理・地盤改良 (6)

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 III-5 (幸町北4号館 422講義室)

座長:永尾 浩一(佐藤工業)

[III-245] 脈状地盤改良工法による北千住駅付近の液状化対策 施工および品質確認

*石橋 利倫1,2、井澤 淳2、小島 謙一2、井上 康太3、新井 俊介3、岩崎 俊樹4、渡邊 勇人4、大西 高明1、林田 晃1 (1. ライト工業株式会社、2. 鉄道総合技術研究所、3. 東武鉄道株式会社、4. 鹿島建設株式会社)

キーワード:液状化対策、脈状改良、斜め施工

地盤の液状化は鉄道構造物の安全性および列車の走行性に大きく影響を与えるため、薬液注入による地盤改良により液状化対策されることが多い。しかし、現在の薬液注入工法による液状化対策は高改良率で改良することが多く、コスト高が問題となっている。そこで、動的に薬液注入を行うことで、地盤内に脈状の改良体を作成し、低改良率で効率的に液状化被害の軽減が可能な脈状地盤改良工法の開発を進めており、これまでに液状化対策効果の確認や品質管理手法、自然地盤に対する施工性の検討等を行ってきた。本報告では、実際に運行している鉄道路線の直下において脈状地盤改良を実施した。その結果、液状化の程度を無視できるレベルまで低減出来た。

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