令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

杭・支持力

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 III-6 (幸町北4号館 423講義室)

座長:藤本 達貴(鉄道総研)

[III-259] 既設桟橋の増深・耐震補強に関する実験的研究

*白 可1、宇野 州彦1、池野 勝哉1 (1. 五洋建設株式会社 技術研究所)

キーワード:増深化、耐震補強、直杭式横桟橋、振動台実験

近年,船舶の大型化に伴う既設桟橋の増深化や,老朽化した桟橋の耐震補強に関する需要が増えている.その一つの方策として,既設桟橋の前面に矢板を新設し,その背後に地盤材料を投入することで杭体の横抵抗を向上させる対策が考えられる.そこで,本研究では上記対策の効果を把握するために,水深10~15mの直杭式横桟橋を対象に水中振動台実験及び水平載荷実験を実施した.対策を行わずに10mから15mに増深したケースに対し,対策を行うことで杭体の曲げモーメント及び上部工の残留変位を増深前の水深10mのケースと同等の程度まで低減させることができた.以上のことから,対策が有効であることが示された.

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