令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

トンネル (6)

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 III-1 (幸町北4号館 411講義室)

座長:吉川 直孝(労働安全衛生総合研究所)

[III-298] 地山特性曲線法による可縮支保構造の検討

*坂井 一雄1 (1. 大成建設株式会社)

キーワード:山岳トンネル、可縮支保構造、二重支保工、地山特性曲線法

山岳トンネルの施工でスクイージング地山に対応する場合、日本では早期に高耐力支保を複数層に構築して、「剛」に構造の安定化を図る方法が一般的である。一方、欧州では、一定の変形抵抗性を有する可縮支保部材を吹付けに介在させる可縮支保構造が使われる。この方法は、地山変形に対し「柔」に追従する方法であり、必要な資材量を低減し、経済的な施工を実現できる可能性がある。そこで、スクイージング地山に遭遇し、二重支保構造を採用した日本の施工事例において、可縮支保構造の適用可能性を地山特性曲線法により検討した。その結果、断面当たり4~6個の可縮支保部材の採用で、トンネルの安定性を確保できた可能性があることがわかった。

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