令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

凍結・凍土

2019年9月5日(木) 14:25 〜 15:55 III-2 (幸町北4号館 412講義室)

座長:髙野 保英(近畿大学)

[III-323] パルサの形成過程に関する実験的研究

*石原 寛也1、白鳥 良子、蟹江 俊仁2、鄭 好2 (1. 北海道大学大学院工学院、2. 北海道大学工学研究院)

キーワード:パルサ、永久凍土、周氷河地形、タリーク(融解層)、アイスレンズ

本研究の目的は永久凍土地帯に見られる,パルサと呼ばれる地形の形成過程の解明である.この地形は丘陵状の隆起であり,内部はアイスレンズと凍土の交互層となっている.パルサが主に形成されるのは泥炭地帯であり,ロシア北部などで見られる.パルサが形成される地域は今後天然ガスの開発等で重要となる極北地域であり,開発計画の妨げとなりうる丘陵状隆起の形成過程を知ることは重要であると考えられる.本研究では,前例のない室内縮小実験にてパルサを再現した供試体を作成し,その形成要因の特定を行う.供試体上面からと側底面からの冷却速度を変化させることで水の凍結膨張の方向を制御し,丘陵状隆起の作成に成功した.

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