令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤の動的挙動 (1)

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 III-2 (幸町北4号館 412講義室)

座長:井澤 淳(鉄道総合技術研究所)

[III-41] 表層地盤の排水条件が長継続時間地震動における液状化に及ぼす影響

*河又 洋介1、鶴ヶ崎 和博2、宮本 順司2 (1. 防災科学技術研究所、2. 東洋建設)

キーワード:遠心模型実験、液状化、長継続時間地震動、表層不透水層

地盤が液状化するかどうかの判定は,非排水条件を前提とした評価法により行われている.しかしながら,2011年東北地方太平洋沖地震のように,比較的地震動は小さいが,継続時間が長い地震動における液状化では,間隙水圧の蓄積と消散が同時に発生するため,蓄積過程における水圧消散,すなわち地盤の排水条件を適切に評価する必要がある可能性がある.以上のことから,表層地盤の透水性を変えた2ケースの遠心模型液状化実験を行い,その結果を比較・検証した.その結果,長継続時間地震動に対して,表層地盤の排水性が高いと液状化が発生しにくくなることが明らかとなり,表層地盤の排水性を考慮する必要性を示唆することができた.

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