令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第III部門

特殊土・その他

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 III-2 (幸町北4号館 412講義室)

座長:酒匂 一成(鹿児島大学)

[III-432] 締固め特性に基づくバライト砕石混合土の放射線遮蔽性能の推察

*関本 貴斗1、吉川 絵麻1、那須 郁香1、神田 皓城1、小峯 秀雄1、後藤 茂1、王 海龍1、新井 靖典2、佐古田 又規3 (1. 早稲田大学、2. 西武建設、3. ホージュン)

キーワード:バライト砕石、混合土、締固め

2011年の福島第一原子力発電所の事故以来,覆土式一時保管施設などの覆土材には,放射線遮蔽性能が求められる.本研究では,バライト砕石とクレーサンドを混合したバライト砕石混合土の締固め特性を調査し,バライト砕石単体の結果と比較した.締固め試験の結果から,バライト砕石混合土のガンマ線遮蔽性能は,他の土質材料より優れていて,薄層でも要求性能を有すると推察でき,中性子線遮蔽性能は,バライト砕石単体より優れていて,他の土質材料とおおむね同様の中性子線遮蔽性能を有すると推察できることを示した.バライト砕石混合土は単体の時より水を保持することができ,締め固まりやすくなることが分かった.

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