[III-461] GPSによるフィルダム堤体変位計測の対流圏遅延補正に用いる気象データについて
キーワード:GPS変位計測システム、フィルダム、堤体変位、対流圏遅延補正
GPS変位計測システムは,3次元変位を自動連続計測する手法として,様々な構造物の安全監視に利用されている.長大斜面のように計測エリアの高低差が大きい場合には,対流圏遅延による誤差の影響が大きくなるが,現地気象データを用いて対流圏遅延を考慮した基線解析を行うことで誤差を軽減することが可能である.ただし,補正に必要な気象3要素(気温・水蒸気圧・大気圧)が現場で観測されているとは限らず,多くの場合は最寄りの気象官署のデータを用いることになる.本研究では徳山ダムを事例として,39 km離れた岐阜地方気象台の気象データとダム現場の実測気象データを分析し,対流圏遅延誤差の補正への適用性を検討した.
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