[III-90] 緩慢に変位する斜面の安定性評価
キーワード:斜面、上限降伏値、安定性評価、弾塑性有限要素法、FBG光ファイバセンサー
日本の様な山岳地域には,年間数mm程度の変位速度を持つ斜面移動現象が多数存在する.このような斜面に重要構造物が配置される場合,その安定性の評価が必要とされるも.しかし,現状で変位している斜面に対する評価手法は確立されたものがなく,緩慢に変位する斜面の常時安定性の評価が必要とされている.このような斜面の安定性評価手法を確立するために,この移動現象をクリープとしてとらえ,クリープに対する上限降伏値をもとに,弾塑性解析を行って斜面の安全率を評価した.さらに,緩慢な変位が認められる斜面の挙動計測の結果との比較により,当該評価法の妥当性を検討した.安定性評価結果と計測の結果は整合した結果が得られた.
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