[IV-78] ZDDを用いたバスネットワークの複数抽出手法
キーワード：バス路線計画、ゼロサプレス型二分決定グラフ、潜在的利用者数、渋滞統計システム、デジタル道路地図
東日本大震災の被災地である三陸地域では復興計画により土地利用や人口移動が急速に変化した．これらの変化に対応可能なバスNWの構築は被災地の復興を促進させていく上で喫緊の課題であるとされる．しかしバスNW計画の多くは事業者側の経験則で意思決定がなされているのが課題である．本研究ではこれらの問題に対処すべく「ゼロサプレス型二分決定グラフ（ZDD）」と呼ばれるグラフ列挙探索技法を用い，短時間で且つ安定的に起終点間のバスルート候補を全列挙するとともに，列挙させたバスルート候補を選択肢集合としてバス事業者側の評価関数を設定し，そのパラメータ推定と実際のバスルートとの乖離について分析を行った．
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