[V-186] 塩害環境におけるコンクリート中亜鉛めっき鉄筋の防食性能評価に関する検討
キーワード:亜鉛めっき鉄筋、鉄筋腐食、防食性能、自然電位、推定腐食減量
亜鉛めっき鉄筋は,コンクリート中の高アルカリ性環境下において,水素発生を伴う亜鉛めっき層の溶解反応の進行が指摘されている。そこで本研究では,亜鉛めっき鉄筋のコンクリート中における反応が,鉄筋の防食性に与える影響を明らかにすることを目的として実験的検討を行った。この結果,コンクリートのpH値が高いほど,またCl-濃度が高い場合にコンクリート打込み直後における亜鉛めっき鉄筋の水素発生推定時間が長くなる傾向が認められた。また,512日間鉄筋腐食促進環境に保管した後,RC供試体内部の鉄筋を取り出したところ,亜鉛めっき鉄筋表面への反応生成物の付着が確認されたものの,内部の素地鉄筋の腐食はみられなかった。
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