令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

構造物調査・診断 (1)

2019年9月3日(火) 10:25 〜 11:55 V-7 (幸町北6号館 621講義室)

座長:松本 浩嗣(北海道大学)

[V-213] 起振機を用いた防波堤の固有振動特性に関する研究

*齋藤 将貴1、藤田 孝康2、梅津 啓史3、三神 厚4、笠井 哲郎4 (1. 東海大学大学院、2. 日本ミクニヤ、3. 水産工学研究所、4. 東海大学)

キーワード:防波堤、基礎洗堀、ロッキング振動、固有振動

高度成長期以降に整備されたインフラが膨大に存在し,今後一斉に老朽化することが懸念されており,適切な対応が求められている .防波堤の基礎部は,点検で目視に頼っている部分が多く,精度よく点検することが困難であり,診断方法を効率化することは,維持管理を進める上で重要である.既往の室内試験による報告では,防波堤上部のコンクリート構造物は固有値解析による検証からロッキング振動していることが指摘されている.そこで本研究では,防波堤上部に設置した起振機によって,調和外力を与えることで防波堤を強制的にロッキング振動させ,その時の防波堤上部の振動を計測することで,防波堤のロッキング固有振動特性について検討した.

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