令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

新材料・新工法(構造)(1)

2019年9月4日(水) 08:40 〜 10:10 V-7 (幸町北6号館 621講義室)

座長:田所 敏弥(鉄道総合技術研究所)

[V-334] 産業副産物を⼤量に使⽤した超低収縮⾼強度繊維補強コンクリートの開発

*佐々木 亘1、松田 拓1、恩田 陽介1、峯 竜一郎1 (1. 三井住友建設)

キーワード:混和材、フェロニッケルスラグ細骨材、短繊維、高強度、低収縮

近年,混和材の使用量を高めたコンクリートの検討が活発に行われ,土木学会より指針案も発刊された.筆者らの一部は超高強度コンクリートの配合をベースとして粉体および細骨材に産業副産物を使用することで,単位水量を極めて低減することができ収縮量も非常に小さい高強度コンクリートの開発に成功した.このコンクリートは結合材中のポルトランドセメントの割合を0%を含めた範囲で任意に設定することが可能であることに加え,前述の設計施工指針案で想定されているコンクリートに比べて相当に高い圧縮強度を有するものである.本稿ではこのコンクリートに短繊維を混入させた,超低収縮高強度繊維補強コンクリートの開発について述べる.

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